テスト用ドキュメントの修正
[makefiles.git] / latex_mk / test / otsuberuto_zo_s / daini.tex
index 494a174..4da3b4d 100644 (file)
@@ -1,4 +1,4 @@
-\endnote{3字下げ}第二日曜\endnote{「第二日曜」は中見出し}
+\section*{第二日曜}
  
  オツベルときたら大したもんだ。それにこの前稲扱小屋で、うまく自分のものにした、象もじっさい大したもんだ。力も二十馬力もある。第一みかけがまっ白で、\ruby{牙}{きば}はぜんたいきれいな\ruby{象牙}{ぞうげ}でできている。皮も全体、立派で\ruby{丈夫}{じょうぶ}な象皮なのだ。そしてずいぶんはたらくもんだ。けれどもそんなに\ruby{稼}{かせ}ぐのも、やっぱり主人が\ruby{偉}{えら}いのだ。
 「おい、お前は時計は\ruby{要}{い}らないか。」丸太で建てたその象小屋の前に来て、オツベルは琥珀のパイプをくわえ、顔をしかめて斯う\ruby{訊}{き}いた。