https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2011h23_1/2011h23tokubetsu_fe_pm_qs.pdf P.57 - P.60 次のアセンブラプログラムの説明及びプログラムを読んで,設問1~3に答えよ。 〔プログラム1の説明〕 連続する 16 語に格納した 16 × 16 ドットの白黒の図形を,時計回りに 90 度回転する 副プログラム ROTATE である。図形の回転の実行例を図1に示す。このとき,1ドットを1ビットで 表し,白は0,黒は1が格納されている。 図1. five.png five_r.png (1) 図形を表す 16 語の先頭アドレスは GR1 に設定されて,主プログラムから渡される。 (2) 回転した結果の図形を格納する領域の先頭アドレスは GR2 に設定されて, 主プログラムから渡される。 (3) 元の図形と回転した図形は,異なる領域に格納される。 (4) 副プログラムから戻るとき,汎用レジスタ GR1 ~ GR7 の内容は元に戻す。 ROTATE START RPUSH LD GR3,=16 LOOP1 LD GR4,=16 LD GR5,GR2 ; GR5 ← 結果の領域のアドレス LD GR6,0,GR1 ; GR6 ← 元の図形の先頭語の内容 LOOP2 LD GR7,0,GR5 ; GR7 ← 結果の領域の1語の内容 SRL GR7,1 SLL GR6,1 JOV ON JUMP CONT ON OR GR7,=#8000 CONT ST GR7,0,GR5 ; 処理した1語を結果の領域に格納   SUBA GR4,=1 JNZ LOOP2   SUBA GR3,=1 JNZ LOOP1 RPOP RET END 設問1. プログラム1中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。 解答群 ア LAD GR1,-1,GR1 イ LAD GR1,1,GR1 ウ LAD GR2,-1,GR2 エ LAD GR2,1,GR2 オ LAD GR5,-1,GR5 カ LAD GR5,1,GR5 設問2. 行番号9を次のとおりに変更し,図1の回転前を元の図形として実行した。実行結果の図形として正しい答えを,解答群の中から選べ。 SRL GR6,1 設問3. プログラム1中の行番号3,4をプログラム2に置き換えて,16×16ドットの図形のうち左上のn×nドットの部分だけを時計回りに90度回転するプログラムとした。左上の8×8ドットの部分だけを回転した実行例を図2に示す。 値n(1≦n≦16)は GR3 に設定されて主プログラムから渡される。 置換え後のプログラムは,まず,回転の対象とならないドット(元の図形の上n語の右(16-n)ビットと下(16-n)語の全ビット)を結果の領域の適切な場所に複写する。その後,左上のn×nドットの部分を回転して結果の領域に格納する。 プログラム2の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。 ROTATE START RPUSH LD GR3,=16 LOOP1 LD GR4,=16 LD GR5,GR2 ; GR5 ← 結果の領域のアドレス LD GR6,0,GR1 ; GR6 ← 元の図形の先頭語の内容 LOOP2 LD GR7,0,GR5 ; GR7 ← 結果の領域の1語の内容 SRL GR7,1 SLL GR6,1 JOV ON JUMP CONT ON OR GR7,=#8000 CONT ST GR7,0,GR5 ; 処理した1語を結果の領域に格納   SUBA GR4,=1 JNZ LOOP2   SUBA GR3,=1 JNZ LOOP1 RPOP RET END c に関する解答群 ア SLL GR0,-1,GR3 イ SLL GR0,0,GR3 ウ SRL GR0,-1,GR3 エ SRL GR0,0,GR3 d に関する解答群 ア JMI LOOP1 イ JNZ LOOP1 ウ JPL LOOP1 エ JZE LOOP1