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1 YACASL2の概要

YACASL2は、UNIXやLinuxのコマンドラインインターフェイスで 動作するオープンソースのCASL II処理システムです。 CASL IIは情報処理試験で用いられるアセンブラ言語で、 次の資料により仕様が公開されています。

情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など Ver 4.3[PDFファイル]
別紙2 アセンブラ言語の仕様(5ページから12ページまで)

YACASL2は、CASL IIアセンブラ言語で記述されたファイルをアセンブルし、 仮想マシンCOMET II上で実行します。 アセンブルと実行は、連続で行うこともできますし、 アセンブル結果をファイルに保存してあとから実行することもできます。 YACASL2の動作はCASL IIの仕様に準拠しているため、情報処理試験の問題を はじめ各種参考書やサイトに記載されたCASL IIのプログラムを そのままアセンブルして実行できます。 また、本パッケージ中にCASL IIのサンプルプログラムが多数収録されています。

YACASL2は、「ふつうの処理系」として動作します。 YACASL2の操作は、端末上のコマンドラインインターフェイス(CLI)で操作します。 YACASL2は、次のような動作内容をすべてテキストで出力します。

YACASL2では、機械コードモニターを使い、動作中のCPUやメモリーを調べたりデバッグしたりすることもできます。

また、出力された動作内容は、GNU/Linuxのさまざまなコマンド、 たとえば、catlessgrepwcなどを使って解析できます。