ここでは、Glenford J Myers『ソフトウェア・テストの技法』(近代科学社、1980)の記載を元にした、次の仕様の三角形判定プログラムをテストする手順を取り上げます@footnote{『ソフトウェア・テストの技法』では「カードから3つの整数を読む」となっているのを、「3つの引数をとる」に変更しています。}。
@quotation
-プログラムtriangleは3つの引数をとる。この3つの値は、それぞれ三角形の3辺の長さをあらわすものとする。プログラムは、三角形が不等辺三角形の場合は`scalene triangle'、二等辺三角形の場合は`isosceles triangle'、正三角形の場合は`equilateral triangle'を印字する。
+プログラムtriangleは、整数をあらわす3つの引数をとる。この3つの値は、それぞれ三角形の3辺の長さをあらわすものとする。プログラムは、三角形が不等辺三角形の場合は`scalene triangle'、二等辺三角形の場合は`isosceles triangle'、正三角形の場合は`equilateral triangle'を印字する。
@end quotation
この三角形判定プログラムの動作を検証するには、次のテスト・ケースが必要です@footnote{『ソフトウェア・テストの技法』では下記の13個に加え、「それぞれのテスト・ケースについて、入力の値に対して予想される値をしめしたか」というテスト・ケースが記載されています。このテスト・ケースは、Autotest.mkを実行している場合は自動的に満たされると考えています。}。