-1 YACASL2のインストール
-***********************
-
-1 YACASL2のインストール
-要件
-1.1 YACASL2ファイルのダウンロード
-1.2 YACASL2ファイルの検証
- 1.2.1 GnuPG分離署名での検証
- 1.2.2 MD5ハッシュ値での検証
-1.3 YACASL2ファイルの展開
-1.4 'casl2' 'comet2' 'dumpword'のビルド
-1.5 'casl2'の実行テスト
-1.6 詳細なテスト
-1.7 インストール
-1.8 環境変数の設定
+1 要件
+2 インストールの手順
+2.1 YACASL2ファイルのダウンロード
+2.2 YACASL2ファイルの検証
+ 2.2.1 GnuPG分離署名での検証
+ 2.2.2 MD5ハッシュ値での検証
+2.3 YACASL2ファイルの展開
+2.4 'casl2' 'comet2' 'dumpword'のビルド
+2.5 'casl2'の実行テスト
+2.6 詳細なテスト
+2.7 インストール
+2.8 環境変数の設定
シェルの確認
- 1.8.1 'PATH'の設定
- 1.8.2 'INFOPATH'の設定
- 1.8.3 'CASL2LIB'の設定
-要件
-====
+ 2.8.1 'PATH'の設定
+ 2.8.2 'INFOPATH'の設定
+ 2.8.3 'CASL2LIB'の設定
+1 要件
+******
YACASL2は、LinuxやMac OS Xなど、UNIX系のOS上で動作します。現在動作を確
認しているのは、Ubuntu LinuxとVine Linux、Mac OS Xです。
準でインストールされています。Mac OS Xの場合、Xcodeの「Command Line
Tools」に含まれます。
-1.1 YACASL2ファイルのダウンロード
+2 インストールの手順
+********************
+
+2.1 YACASL2ファイルのダウンロード
=================================
YACASL2のサイト (http://www.j8takagi.net/yacasl2/)から、'tar.gz'または
ダウンロードページ (http://github.com/j8takagi/YACASL2/downloads/)から
'tar.gz'などのファイルをダウンロードすることもできます。
-1.2 YACASL2ファイルの検証
+2.2 YACASL2ファイルの検証
=========================
ダウンロードが完了したら、圧縮ファイルが改竄されていないか検証します。
検証にはGnuPG分離署名か、MD5ハッシュ値を使います。
-1.2.1 GnuPG分離署名での検証
+2.2.1 GnuPG分離署名での検証
---------------------------
GnuPGの'gpg'で圧縮ファイルを検証します。この検証を行うには、GnuPGがイン
gpg: depth: 1 valid: 4 signed: 0 trust: 4-, 0q, 0n, 0m, 0f, 0u
gpg: Good signature from "j8takagi <j8takagi@nifty.com>"
-1.2.2 MD5ハッシュ値での検証
+2.2.2 MD5ハッシュ値での検証
---------------------------
'openssl'と'diff'で圧縮ファイルを検証します。
$ openssl md5 yacasl2.tar.gz | diff -s yacasl2.tar.gz.md5sum -
Files yacasl2.tar.gz.md5sum and - are identical
-1.3 YACASL2ファイルの展開
+2.3 YACASL2ファイルの展開
=========================
YACASL2ファイルをダウンロードしたら、'tar'コマンドで展開します。
$ tar xvzf yacasl2.tar.gz
-1.4 'casl2' 'comet2' 'dumpword'のビルド
+2.4 'casl2' 'comet2' 'dumpword'のビルド
=======================================
展開したら、'make'コマンドで'casl2' 'comet2' 'dumpword'をビルドします。
gcc -g -Wall -I ../include -o ../dumpword dumpword.o word.o cerr.o
make[1]: Leaving directory ‘/home/kazubito/yacasl2/src’
-1.5 'casl2'の実行テスト
+2.5 'casl2'の実行テスト
=======================
ビルドしたら、次のコマンドが正常に実行できるかを確認します。 正常に実行
$ ./casl2 as/hello.casl
Hello, World!
-1.6 詳細なテスト
+2.6 詳細なテスト
================
'make check'コマンドを実行すると、正常にビルドできているかどうかを詳細
/dumpword/Test.log
All tests are succeded.
-1.7 インストール
+2.7 インストール
================
ビルドが成功したら、'make install'コマンドで必要なファイルをインストー
CASL2LIBDIR CASL II ライブラリファイルのインス '$prefix/lib/yacasl2'
トール先
-1.8 環境変数の設定
+2.8 環境変数の設定
==================
環境変数'PATH'や'CASL2LIB'を設定することで、YACASL2が使いやすくなります
$ echo $SHELL
/bin/bash
- 現在もっとも多く使われているシェルは、BASHでしょう。以下、BASHでの設定
+ 現在もっとも多く使われているシェルは、Bashでしょう。以下、Bashでの設定
方法を説明します。
-1.8.1 'PATH'の設定
+2.8.1 'PATH'の設定
------------------
'PATH'にYACASL2の実行ファイルのインストール先を追加すると、ディレクトリ
$ PATH=$PATH:~/bin && export PATH
環境変数の設定は、シェルの初期設定ファイルに追加することでログインした
-あと自動的に反映されるようになります。BASHでは'~/.bashrc'が初期設定ファ
+あと自動的に反映されるようになります。Bashでは'~/.bashrc'が初期設定ファ
イルです。次のコマンドで追加できます。
$ echo ’PATH=$PATH:~/bin && export PATH’ >>~/.bashrc
-1.8.2 'INFOPATH'の設定
+2.8.2 'INFOPATH'の設定
----------------------
'INFOPATH'にYACASL2のInfoファイルをインストールしたディレクトリーを追加
$ echo 'INFOPATH=$INFOPATH:~/share/info && export INFOPATH' >>~/.bashrc
-1.8.3 'CASL2LIB'の設定
+2.8.3 'CASL2LIB'の設定
----------------------
環境変数'CASL2LIB'を設定しておけば、CASL IIプログラム作成時に共通ライブ