■ライセンス
■概要
-YACASL2は、Linux上で動作するオープンソースのCASL II処理系です。
+YACASL2は、Linux上で動作するオープンソースのCASL II処理システムです。
CASL IIは、情報処理試験で用いられるアセンブラ言語で、次の資料で仕様が定義されています。
試験で使用する情報処理用語・プログラム言語など(2008年10月版)
<p>YACASL2は、LinuxやMac OS Xなど、UNIX系のOS上で動作します。現在動作を確認しているのは、次の環境です。
<ul>
-<li>Ubuntu Linux 10.10
+<li>Ubuntu Linux 10.04
- <li>Vine Linux 4.2
+ <li>Vine Linux 5.2
- <li>Mac OS X 10.6
+ <li>Mac OS X 10.6.5
</ul>
<p>インストール時に、<kbd>tar</kbd>、<kbd>gcc</kbd>、<kbd>make</kbd>が必要です。Linuxの場合は、標準でインストールされていることが多いと思います。Mac OS Xの場合、<code>Xcode</code>をインストールしてください。
<br><dt><samp><span class="option">-O[<OBJECTFILE>]</span></samp><dt><samp><span class="option">--assembleoutonly[<OBJECTFILE>]</span></samp><dd>アセンブル結果をオブジェクトファイル<samp><span class="file"><OBJECTFILE></span></samp>に出力し、終了します。出力されたオブジェクトファイルは、<kbd>comet2</kbd>で実行できます。オブジェクトファイルを指定しない場合、出力先は<samp><span class="file">a.o</span></samp>です。オブジェクトファイルは1つだけ指定できます。
- <br><dt><samp><span class="option">-t</span></samp><dt><samp><span class="option">--trace</span></samp><dt><samp><span class="option">--tracearithmetic</span></samp><dd>プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。<code><値の10進数表現></code>は符号の付いた10進数です。範囲は-32768から32767です。
+ <br><dt><samp><span class="option">-t</span></samp><dt><samp><span class="option">--trace</span></samp><dt><samp><span class="option">--tracearithmetic</span></samp><dd>プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。
- <pre class="example"> <PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> = <値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']
+ <pre class="example"> <PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> =
+ <値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']
</pre>
<ul>
-<li><code><PR値の16進数表現></code>と<code><値の16進数表現></code>は、先頭に<code>#</code>が付いた4けたの16進数で表されます。範囲は、<code>#0000</code>から<code>#FFFF</code>です
+<li><code><PR値の16進数表現></code>と<code><レジスタ></code>、<code><値の16進数表現></code>は、4けたの16進数で表されます。<code><PR値の16進数表現></code>と<code><値の16進数表現></code>には、先頭に<code>#</code>が付きます。範囲は<code>#0000</code>から<code>#FFFF</code>です
+
+ <li><code><値の10進数表現></code>は符号の付いた10進数です。範囲は-32768から32767です。
<li><code><値の2進数表現></code>は、16けたの2進数で表されます。範囲は、<code>0000000000000000</code>から<code>1111111111111111</code>です
@itemize @bullet
@item
-Ubuntu Linux 10.10
+Ubuntu Linux 10.04
@item
-Vine Linux 4.2
+Vine Linux 5.2
@item
-Mac OS X 10.6
+Mac OS X 10.6.5
@end itemize
インストール時に、@kbd{tar}、@kbd{gcc}、@kbd{make}が必要です。Linuxの場合は、標準でインストールされていることが多いと思います。Mac OS Xの場合、@code{Xcode}をインストールしてください。
@item -t
@itemx --trace
@itemx --tracearithmetic
-プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。@code{<値の10進数表現>}は符号の付いた10進数です。範囲は-32768から32767です。
+プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。
@example
-<PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> = <値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']
+<PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> =
+<値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']
@end example
@itemize
@item
-@code{<PR値の16進数表現>}と@code{<値の16進数表現>}は、先頭に@code{#}が付いた4けたの16進数で表されます。範囲は、@code{#0000}から@code{#FFFF}です
+@code{<PR値の16進数表現>}と@code{<レジスタ>}、@code{<値の16進数表現>}は、4けたの16進数で表されます。@code{<PR値の16進数表現>}と@code{<値の16進数表現>}には、先頭に@code{#}が付きます。範囲は@code{#0000}から@code{#FFFF}です
+
+@item
+@code{<値の10進数表現>}は符号の付いた10進数です。範囲は-32768から32767です。
@item
@code{<値の2進数表現>}は、16けたの2進数で表されます。範囲は、@code{0000000000000000}から@code{1111111111111111}です