From: j8takagi Date: Sat, 6 Feb 2010 23:38:41 +0000 (+0900) Subject: ドキュメントの記述追加 X-Git-Tag: v0.1~62 X-Git-Url: https://j8takagi.net/cgi-bin/gitweb.cgi?a=commitdiff_plain;h=8fbd22aa630841dcf5457cd7a6b2a2e44f5ab2fe;p=YACASL2.git ドキュメントの記述追加 --- diff --git a/doc/Makefile b/doc/Makefile index e356989..59511eb 100644 --- a/doc/Makefile +++ b/doc/Makefile @@ -1,5 +1,5 @@ .PHPNY: html clean html: yacasl2.texi - @makeinfo --html $^ + @makeinfo --html --css-ref=style.css $^ clean: @rm -rf yacasl2 diff --git a/doc/yacasl2.texi b/doc/yacasl2.texi index 8357b35..e5e1fbb 100644 --- a/doc/yacasl2.texi +++ b/doc/yacasl2.texi @@ -1,7 +1,7 @@ \input texinfo @c -*-texinfo-*- @c %**start of header @setfilename yacasl2 -@settitle YACASL2 +@settitle YACASL2 -Linux上のCASL2処理系- @c %**end of header @copying @@ -9,7 +9,7 @@ Copyright @copyright{} 2010 j8takagi @end copying @titlepage -@title YACASL2 -Linux上で動作するCASL2処理系- +@title @c The following two commands start the copyright page. @page @@ -26,30 +26,95 @@ Copyright @copyright{} 2010 j8takagi @cindex chapter, first -YACASL2は、Linux上で動作するオープンソースのCASL II処理系です。 +YACASL2は、Linux上で動作するオープンソースのCASL II処理系です。CASL IIは情報処理試験で用いられるアセンブラ言語で、次の資料により仕様が公開されています。 -CASL IIは、情報処理試験で用いられるアセンブラ言語で、仕様も公開されています。 +@quotation +@uref{http://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20081027_hani_yougo.pdf, 試験で使用する情報処理用語・プログラム言語など(2008å¹´10月版)}ï¼»PDFファイル] +別紙 1 アセンブラ言語の仕様 +@end quotation -@uref{http://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20081027_hani_yougo.pdf, 試験で使用する情報処理用語・プログラム言語など(2008å¹´10月版)[PDFファイル]-別紙 1 アセンブラ言語の仕様} +YACASL2は、CASL IIアセンブラ言語で記述されたファイルをアセンブルし、仮想マシンCOMET II上で実行します。アセンブルと実行は、連続で行うことも別々に行うことも可能です。 +YACASL2の動作はCASL IIの仕様に準拠しているため、情報処理試験の問題をはじめ各種参考書やサイトに記載されたCASL IIのプログラムをそのままアセンブルして実行できます。また、本パッケージ中にCASL IIのサンプルプログラムが多数収録されています。 -YACASL2は、CASL IIの仕様に準拠した動作をします。 -そのため、情報処理試験の問題をはじめ、各種参考書やサイトに記載されたCASL IIのプログラムをそのまま動作させることができます。 +YACASL2は、「ふつうの処理系」として動作します。ほかの多くのCASL IIエミュレーターと違い、デバッガーとして動作したり、コンピューター内部の模式図を表示したりすることはありません。そのかわり、YACASL2は、次のような動作内容をすべてテキストで出力します。 -また、本パッケージ中にCASL IIプログラムのサンプルが多数収録されています。 +@itemize @bullet -YACASL2は、「通常の処理系」として動作します。ほかの多くのCASL IIエミュレーターと違い、デバッガーとして動作したり、コンピューター内部の模式図を表示したりすることはありません。そのかわり、YACASL2は、次のような動作内容をすべてテキストで出力します。 - -@enumerate @item ラベルとアドレスの対応 + @item アセンブラ結果 + @item 実行時のレジスタの内容 + @item 実行時のメモリの内容 +@end itemize + +出力された動作内容は、GNU/Linuxのさまざまなツール、たとえば@command{head}、@command{tail}、@command{grep}、@command{diff}などを使って解析できます。 + +@chapter YACASL2のインストール + +YACASL2をインストールするには、Linux上で次の作業が必要です。 + +@enumerate + +@item +@file{yacasl2.tar.gz}のダウンロード + +@item +@file{yacasl2.tar.gz}の展開 + +@item +@command{casl2}、@command{comet2}、@command{dumpword}のビルド + +@item +レグレッションテスト @end enumerate -出力された動作内容は、GNU/Linuxのさまざまなツール、たとえばhead, tail, grep, diffなどを使って解析できます。 +@unnumberedsec 要件 +YACASL2は、Linux上で動作します。インストール時に、@command{tar}、@command{gcc}、@command{make}が必要です。 + +現在動作を確認しているのは、次のディストリビューションです。 + +@itemize @bullet + +@item +Ubuntu Linux 9.04 + +@item +Ubuntu Linux 8.04 + +@item +Vine Linux 4.2 +@end itemize + +@section @file{yacasl2.tar.gz}のダウンロード + +@verbatim +$ cd +$ wget +@end verbatim + +@section @file{yacasl2.tar.gz}の展開 + +@verbatim +$ tar xvzf yacasl2.tar.gz +@end verbatim + +@section @command{casl2}、@command{comet2}、@command{dumpword}のビルド + +@verbatim +$ cd yacasl2 +$ make +@end verbatim + +@section レグレッションテスト + +@verbatim +$ make check +@end verbatim @bye