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2.6 CASL IIライブラリの使用

YACASL2のas/casl2libディレクトリには、CASL IIで記述されたライブラリファイルが格納されています。

このフォルダには、たとえば次のようなプログラムが含まれています。

OUTL

outl.casl。 GR1に格納された値を、0以上65535以下の整数として出力します。

OUTA

outa.casl。 GR1に格納された値を、-32767以上32767以下の整数として出力します。

MULL

mull.casl。 GR1とGR2に格納された値を0以上65535以下の整数と見なし、積をGR3に格納します。

DIVL

divl.casl。 GR1とGR2に格納された値を0以上65535以下の整数と見なし、商をGR3、剰余をGR0に格納します。

2.6.1 数値を出力する

3と1の和を求めるaddl.caslで演算結果を出力するには、まずaddl.caslを編集します。 CASL IIのCALL命令でOUTLを副プログラムとして呼び出します。

$ cat addl_outl.casl
MAIN    START
        LD      GR1,A
        ADDL    GR1,B
        CALL    OUTL
        RET
A       DC      3
B       DC      1
        END

変更したらcasl2を、複数のファイルを指定して実行します。

$ casl2 addl_outl.casl ~/yacasl2/as/casl2lib/outl.casl
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