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4 comet2の呼び出し

comet2は、引数として指定されたオブジェクトファイルを仮想マシンCOMET II上で実行します。 オブジェクトファイルは、casl-oまたは-Oを指定して出力します。

$ comet2 hello.o

引数で指定できるオブジェクトファイルは1つだけです。 引数が指定されない場合は、エラーメッセージを表示して終了します。 複数の引数を指定した場合、2番目以降の引数は無視されます。

オプション

comet2は、次のオプションを指定できます。

-t
--trace
--tracearithmetic

プログラム実行中のレジスタの値を次の形式で表示します。 <値の10進数表現>は符号の付いた10進数です。 範囲は-32768から32767です。

<PR値の16進数表現>: <レジスタ>: <値の10進数表現> = <値の16進数表現> = <値の2進数表現>[ ='文字']

例えば、次のように表示されます。

#0002: GR1:      3 = #0003 = 0000000000000011

表示されるレジスタには、次の種類があります。

GR0 GR1 GR2 GR3 GR4 GR5 GR6 GR7

汎用レジスタ

SP

スタックポインタ

PR

プログラムレジスタ

FR

フラグレジスタ

-T
--tracelogical

-tと同じように、プログラム実行中のレジスタの値を表示します。 ただし、-tと異なり、<値の10進数表現>は符号の付かない10進数です。 値の範囲は0から65535です。

-d
--dump

メモリの内容をすべて表示します。

-M <MEMORYSIZE>
--memorysize <MEMORYSIZE>

実行時のメモリサイズ<MEMORYSIZE>を0から65535の範囲で指定します。 指定しない場合、512です。

-C <CLOCKS>
--clocks <CLOCKS>

実行時のクロック周波数<CLOCKS>を0より大きい整数で指定します。 指定しない場合、5000000です。

-v
--version

comet2のバージョンを表示して終了します。

-h
--help

comet2の使用方法を表示して終了します。