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5 dumpwordの呼び出し

dumpwordは引数として指定された数値を、整数、#0000から#FFFFまでの範囲の16進数、2進数で表示します。 文字の組に該当する場合は、「 = 」のうしろに文字が表示されます。 引数は、10進数または先頭に「#」の付いた16進数で指定します。 表示される整数は、オプションにより符号付きか符号なしかを指定します。 オプションなしの場合は符号付きです。 整数の範囲は、符号付きの場合は-32768以上32767以下、符号なしの場合は0以上65535以下です。

$ dumpword 10
    10:     10 = #000A = 0000000000001010 = '\n'

引数が指定されない場合は、使い方を表示して終了します。 複数の引数を指定した場合、1つ目の引数だけが表示され、2つ目以降の引数は無視されます。

注意

マイナスの数や16進数はシェルの仕様により、そのままでは指定できません。

マイナスの数を指定するときは、次のように--を付けます。

$ dumpword -- -72
   -72:    -72 = #FFB8 = 1111111110111000

先頭に「#」を付けて16進数を指定するときは、次のように「’」で囲みます。

$ dumpword '#0048'
 #0048:     72 = #0048 = 0000000001001000 = 'H'

オプション

dumpwordは、次のオプションを指定できます。

-a
--arithmetic

出力される整数の範囲を-32,768以上32,767以下にします。 オプションなしの場合と同じです。

-l
--logical

出力される整数の範囲を0以上65,535以下にします。

-v
--version

dumpwordのバージョンを表示して終了します。

-h
--help

dumpwordの使用方法を表示して終了します。